コラム

オリゴ糖の話 -その13

 

 オリゴ糖シリーズ最後を飾るのは「ゲンチオリゴ糖」です。
前回のニゲロオリゴ糖もそうですが、一度も名前を聞かれたことが無い方も多いのではないでしょうか。
乳果オリゴ糖やフラクトオリゴ糖のようにそれ自体が健康食品として製品化され、量販店、薬局、コンビニ、デパートの健食コーナーとさまざまなチャンネルで展開されているため、一般の方にも認知されていますが、ゲンチオリゴ糖などは食品分野の原料として使われていることが多い為、一般に目にすることが少ないオリゴ糖でもあります。
ゲンチオリゴ糖は、でん粉に酵素(β-グルコシターゼ)を作用させて作られた難消化性オリゴ糖です。天然には蜂蜜などに多く含まれています。
近年の研究で、コーンスターチを原料に酵素変換により作る技術を糖化メーカーの日本食品化工(静岡県富士工場、岡山県水島工場)が独自に開発を行い食品部門の利用を促進させました。
味質としては、キレのよい苦味を持ち味の調整効果があることからこの味質的特徴を活かした分野で利用が進んでいます。
特に、苦味を特徴とする珈琲、ココア系の飲料や柑橘類の名隣人の苦味強化、キャラメルソースの苦味強化、また野菜類のエグみのマスキングなどを目的とした使用例が多くあります。
また、オリゴ糖特有の機能性も持ち合わせており低カロリーであり、ミネラル吸収促進作用やビフィズス菌の増殖効果も持っています。

三温糖
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