コラム

糖アルコールの話 -その8

 

今回は、医薬品用途のご紹介です。

医薬品の製剤化において、主薬の安定性は、最も重要な課題となります。非メイラード反応性などの特徴を持つ糖アルコールは、溶剤中の主薬の安定化やアミノ酸系の主薬を含む錠剤の賦形剤などに利用されています。また、「良薬口に苦し」と言われますが、口腔内で溶解する医薬品では、主薬の苦味をマスキングしたり、風味を設計したりする必要があります。口腔内崩壊錠では、吸湿安定性と甘味質が優れたマンニトールが賦形剤として注目されています。
さらに血糖値を上げずインシュリンの分泌を刺激しない糖アルコールは、糖尿病患者向けの甘味料や医薬品の賦形剤に適しています。


◎医薬品用途のご紹介

錠剤・顆粒剤:粉末還元麦芽糖水飴・D-マンニトール
(賦形剤、糖尿病患者に適用)

糖衣液:還元麦芽糖、エリスリトール
(苦味マスキング、糖尿病患者に適用)

シロップ剤:還元麦芽糖水飴、還元水飴
(褐変防止、糖尿病患者に適用)

ドリンク剤:ソルビトール液
(耐熱・耐酸性、褐変防止)

三温糖
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