コラム

てん采糖の話 -その3

 

てん菜糖の栽培は、まだ畑に雪が残る3月にビニールハウスにて苗を育てる作業から始まります。
ペーパーポットという紙の筒に種を植えて育てます。
5月の始めには成長した苗を畑に植え替え、7月の暑さでぐんぐんと成長し、9月の朝と夜の気温差で糖分が高くなり、10月の収穫時期を迎えます。
この作業は冬本番を迎える前の11月の半ばまで続きます。
余談ですが、収穫時期に切り落とされる鳩根の部分は砂糖になりませんが、畑にもう一度埋められて次の年の養分として利用されています。
工場で絞られた後のカスは「ビートパルプ」と呼ばれ家畜のエサとして再利用されていて、捨てる部分が無い本当にエコ野菜ですね。
収穫されたてん菜は工場に運ばれ、てん菜糖になるわけですがサトウキビから作る砂糖の製造工程と大きく違う部分があります。
それは、サトウキビは絞ることから始まりますが、てん菜はスティック状に切られ70℃のお湯で煮詰めます。
そうするとお湯の中に糖分がしみ出します。
その点が大きく違いますが後の工程はほとんど同じ工程で作られていきます。
又、てん菜は生の野菜ですから鮮度保持が短いため、収穫時期からスピーディに加工されていき、24時間休みなく砂糖を作り続けます。

三温糖
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