コラム

黒糖の話 -その8

 

日本国内で黒糖を製造している沖縄県の離島にある七つの島(伊平屋島、粟国島、多良間島、西表島、小浜島、与那国島、波照間島)についてお届けしましたが、この島で製造された黒糖のみが『沖縄黒糖』として販売されており、原料で使用した場合、沖縄産純黒糖と表記できます。
2010年3月31日に消費者庁より食品表示についての、黒糖の定義が明確に(製法上のみ)なり今までハッキリしないままで、ややこしかった加工黒糖や、加工糖などと違い、表示も黒糖ですので消費者の認知もしやすくなることでしょう。

加工黒糖 
 粗糖と黒糖を原料として製造した砂糖で、黒糖のもつ風味や成分などを生かしながら、管理された工場で年間を通じて安定した品質です。上野砂糖の加工炊き黒糖などがそうです。

加工糖
 粗糖と糖蜜で製造した、外観は黒糖に非常によく似た砂糖で、安定した品質で大量に安価に製造することができます。あくまでも黒糖風味のお砂糖です。大東製菓の赤糖、人玉や和田製糖の亜麻などがそうです。

ただ、以前にテレビなどの影響でブームとなり、市場からもてはやされた時代は過ぎ、砂糖離れが拍車をかける原因となり現在は黒糖産業自身も苦境に立たされています。
しかし、島々における経済は基幹作物としてサトウキビ作によって支えられ、現時点においてこれに代わりえる有利な作物が無く、人口過疎化、高齢化などの問題を抱えているのも現状です。
2011年1月より伊江島において新工場が稼働し、8島8工場で生産される沖縄産黒糖。
台風被害や干ばつなどの天候に左右されやすいため、安定的に生産できない事も事実ですが、沖縄の人々の暮らしを支える幹として、今後も黒糖づくりは続いていくことでしょう。

三温糖
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