コラム

和三盆の話 -その4

 

日本のサトウキビ栽培の歴史は、徳川吉宗が全国各地に推奨したのが始まりと伝えられていますが和三盆の原材料となるサトウキビは、沖縄などの熱帯地方で一般的に栽培されているサトウキビ(オフィシナルム種)と異なる栽培種で、「竹糖(かけとう・ちくとう)」と呼ばれる品種が用いられます。
下の写真がサトウキビ「竹糖」です。(参考画像)
収穫期で背丈が2m程と低く、太さも大人の人差し指ほどの太さしか無く、地元では細黍(ほそきび)と呼んでいるそうです。
また、竹庶(ちくちゃく)という呼び名もあり「シネンセ種」=「中国細黍種」に属しています。
竹糖はその時代から土地にあった品種として残ってきた在来品種ですが、戦前期においては、まだ西日本に数ヶ所にて栽培が行われていたようですが、背丈も非常に低く太くないので、単位面積あたりの収穫量を考えると明らかに不利なことから、竹糖は今では和三盆糖の原料として使用される物を除き途絶えてしまいました。
この竹糖の栽培方法も南方で栽培されているサトウキビとかなり違い、12月に収穫しますが根ごと引き抜き収穫します。
サトウキビの節のところには小さな芽がついており、その節の所を適当な長さに切り揃え4月に種黍として植えます。(収穫時期12月~2月)

三温糖
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