コラム

和三盆の話 -その16

 

和三盆糖は粒子も細かく、乾燥時間や保存にも注意を払っています。
それは、非常に湿気を吸いやすく、湿度の高いところに置いておくとすぐに固体化してしまうほどです。
(多湿な場所に保存されるとカビがはえる危険性もあるので注意)
元々、和三盆糖には、糖蜜分が精製したお砂糖より多く含まれているため、長期に保存しておくと自重で固まることも多いお砂糖です。
精製されたお砂糖と違い、独特の風味や甘味を持つ和三盆糖は、古来より和菓子とともに歩んだ和菓子のための砂糖として、生産量のほとんどを納入してきました。
現在でもその状況は大差なく、大半は和菓子向けです。
その中でも落雁と呼ばれる干菓子の材料としては欠かせないものとして用いられます。
その他、生菓子・羊羹・あん等に使われているようです。
また、最近は、洋菓子にも使われることが多くなりました。
ロールケーキや焼き菓子などに用いられ、風味を活かすために直接ふりかけたりする方法が良いようです。
日本古来から受け継がれた製法により、風味豊かな甘みが現在でも使い続けられています。

三温糖
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