コラム

小麦粉の話 その1

小麦粉は見た目にほとんど同じように見えますが、それぞれが特徴のある性質をもった粉です。
製造メーカーによっても違いますし、各グレード(マーク)によっても違ってきます。
それは原料である小麦自体に異なった性質のもの(硬質小麦、中間質小麦、軟質小麦など)があり、その異なった小麦を使うことによって、小麦の中に含まれているたんぱく質をうまく利用して、目的に合った小麦粉作っているからです。目的にあったとは、簡単にいえばパンなどの強力粉、麺類などの中力粉、そして天ぷらや菓子を作る小麦粉といったものです。
また、小麦粉のことで色目のことを言われることがありますが、これも分類としては、等級(特等粉、一等粉、二等粉など)として分けられています。小麦粉の中の灰分が多いほど色相が悪く(黒っぽく)なってきます。色相が悪いといっても、焼き菓子や焦げても大丈夫な焼き物には適している粉で決して悪い粉というものではありません。
以上のように小麦粉は用途別や等級別などに大きく分類されます。そんな数多くの種類のある小麦について次回もお話します。

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