良店探訪｜砂糖傳増尾商店

【こんなお店です】

世界遺産の元興寺門前で創業百年余り。「相傳みたらし団子」をはじめ、季節折々の『大和菓子』を楽しんでいただけるお菓子屋さんです。店内はモダンな中にどこか懐かしさを感じさせる趣があり、一歩入ると「みたらし団子」の焼きあがる香ばしい香りが五感を刺激します。１本ずつ手焼きの素朴で昔ながらの味を、是非温かいうちにお召し上がりください。

『おくたの大和菓子』とは
「派手めなものは何もないけれども、心底いいものが奈良にあります。
　美味しいものを召し上がっていただきたい。」とおっしゃる四代目。
お客様との”一期一会”を大切に、歴史を紡いだ伝統の味と
新しい感性の織り成す作品を作り続けていらっしゃいます。

お団子は奈良県産のヒノヒカリを使い吉野産の炭で炙ります。しっかりとした歯ごたえのあるお団子で、噛めば噛むほどお米の味が広がります。奈良の造醤油屋で特別に絞り上げてもらったお醤油で炊き上げた甘口、辛口のたれからお選びいただけます。数が５個というのも意味があり、五穀豊穣を願う気持ちで先代から受け継いでおられます。

【蘭奢待（らんじゃたい）】 

昭和天皇よりご寵愛頂いた銘菓。
東大寺正倉院宝物の一つとされている香木の形を
模したお菓子です。讃岐の和三盆と吉野本葛のみで
作られています。